借金問題(債務整理)
※ 無料法律相談の対象です。法テラス利用可!
事情により,どの方法が適しているか一概には言えません。ただ,解決を遅らせることで,問題をより深刻にしているケースを多く見かけます。自己流の対処をしてかえって自分の首を絞めてしまうことになっていることもよくあります。早めに相談をすることが大切です。
債務整理の方法には次の3つがあります。こうみると単純そうですが,実際には,いろいろな問題が生じますので,早めの相談が大事です。
任意整理
債権者との話合いにより,返済方法を見直す方法のことです。
弁護士が代理をし実施することができます。ただの話し合いです。
とても柔軟な方法ですが,ただの話し合いですので,あくまでの任意の交渉であるため,債権者が合意しない場合は,それ以上進められません。最近は厳しい対応をする業者も多く,うまくいかないケースもあります。
個人再生手続
法律で定められた手続により債務の支払計画を立てる手続です。裁判所を利用した手続です。
債務者が,将来の給料などの収入によって,法律で定められた一定額以上の債務を分割して支払う計画を立てます。
債務が大幅に圧縮できることもあります。
債権者の意見などを聞いたうえで,その計画を裁判所が認めれば,手続に反対する債権者も含め,その計画に従った支払をすることによって,残りの債務が免除されます。
住宅ローンがあっても,一定の条件を満たす場合は,住宅を手放さずにおくことも可能です。これが個人再生の最大のメリットですが,こういったケースでないと利用する価値はあまりないのかもしれません。
破産手続
債務者の財産をお金に換えて債権者に分配する手続です。
債務者の全財産を充てても債務を返済できなくなった場合に,債務者の財産をお金に換えて債権者に公平に分配する手続です。あわせて,債務の支払義務を免除し,経済的な立ち直りを助ける免責手続を利用することもできます。手続中に様々な問題が生じることがありますので,弁護士でないと適切な対処が難しいことが多いです。
☆ 破産手続開始決定の申立てをするにあたって注意しなくてはならないことをこちらに記載しました。1度ご覧下さい。